カメラマンの喜び

ご存知の方も多いでしょうが、私はカメラマンをしています。
プロになって今年で20年。
今はブライダルスナップが一番メインの仕事です。
撮影とPCを使った編集。
20年の間、本当にいろいろな物や人を撮りましたが、今撮っているブライダルスナップが一番面白くやりがいもあります。

f0021369_071392.jpg基本的に「物」や「風景」より「人」を撮る方が好きですし、どうせ撮るなら悲しい顔よりも幸せな顔を撮る方が自分もハッピーになれると言うものです。
今日は一本目がホテルPで11時リハーサル、11時半挙式、13時(〜15時半)祝賀会。
二本目がGホテルで16時リハ、16時半挙式、17時半(〜20時半)披露宴。
二本の間に時間の余裕がなかったので、ホテル間はタクシーを飛ばし、朝からポカリ3本だけで乗り切りました…ふぅ。
それでも、お見送りの最後にご挨拶に伺った時、幸せ一杯の顔で「本当に今日はありがとうございました」と、逆にお礼を言われると『頑張って良かったなぁ』と思うのです。

f0021369_07529.jpgお嫁さんはそのままでもちろん美しいのですが、やはりその方その方で“良い角度や表情”とあまり良くない角度や表情”があります。
スタジオなどで一カット勝負の場合は、まずベストの角度を探します。
これがスナップの場合は、ベストの角度や表情はもちろんですが、どちらかと言うとNGの部分を気付いてあげられるかが勝負です。
アルバムは50〜100カット入りますので、ベストの顔ばかりではアルバムになりません。
ですから全てがベストショットではなくていい代わりに、少なくともNGのカットは絶対に入れない(撮らない)事が重要です。
どんなに気に入ったアルバムでも、もの凄く気に入らないカットが一つでも入っていたら、そのアルバムをお友達には見せないでしょうから。

f0021369_094589.jpgところが言うは安し.するは難しで、NGどころか、どこから狙ってもなかなかベストの角度も表情も見つけられない場合があります(^^;;
よく「綺麗なお嫁さん撮れて良いですね〜」と言われますが、それこそきれい事ではなく、綺麗なお嫁さんばかりではないのです…
正直「キッツいなぁ…」と言う事もあります(^^;;
でもそんな時こそカメラマンの腕が試されます。
カメラマンの腕と意識を試される…と言った方が正確でしょうか。
汗水流して動き回り、ファインダー越しに見える表情の変化を見落とさないよう集中し続ける…これは本当に大変なのですが、そうすれば間違いなく結果となって表れます。
ご本人が出来上りを見て「綺麗!」とか「可愛い〜!」と言って頂けるのは、そんな撮影の時です。
決して、万人が見て美しいと思うお嫁さんを撮ったときではないんです(^^)
『10年後20年後に「あの時に高いお金を払ってでもプロに頼んで良かった」と思ってもらえるような写真を撮りたい』そう思えるうちは、頑張ってこの仕事を続けて行きたいです。
写真の価値は、なかなかその時には分からないものです。
何年も経って、良い事も悪い事も穏やかな気持ちで振り返られる時に、本当の価値が出てくるものだと思っています。

f0021369_032302.jpgそうそう、先日ギターサークルの集合写真をプリントしてお配りしたところ、メンバーのお一人から
『「よくぞ皆出会ったものだなぁ」とシミジミ思いました。写真て好いものですね』との言葉を頂きました。
先に書いた様に、写真の価値は何年か経ってから…と思っていたのですが、こう感じて下さる方もいらっしゃるのだと、初めて教えられました。
(F氏、本当にありがとうございます)
本当に嬉しい感想です。そう感じてくれる方がいると思うと、決して華やかな仕事でも儲かる仕事でもないけれど、この仕事…まんざら悪くないかも…そう思っちゃいます(^^)
このお気楽な性格が、この仕事を続けられる一番の要因かも、あはっ(^^;;

さて、明日も頑張って撮影だぁ〜!
f0021369_033875.jpg

(写真は全て、本日Gホテルで撮りたのカットで〜す)
[PR]
by aki3man | 2006-07-29 23:33 | 写真
←menuへ