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プログレ話の続き

昨年出版された『大人のロック』と言う雑誌に、「プログレ番付2006」と言う記事が出ていました。
そこに載っていた順位が…
1位:ピンクフロイド
2位:イエス
3位:キングクリムゾン
以下4位〜10位が、ELP、ジェネシス、ELO、エイジア、ボストン、アランパーソンズプロジェクト、四人囃子
11位以降が、UK、ムーディーブルース、ラッシュ、ドリームシアター、キャメル、マイク・オールドフィールド、CAN、ソフトマシーン、ルネッサンス、カンサス…だそうで…

1〜3位は好みの違いこそあれ、御三家に異存は無しでしょう。
続くELP、ジェネシスも順当です。
問題は次から…ELO、ボストンはいつからプログレになった?ルネッサンスも…
20位にランクされているカンサスは確かに、“アメリカンプログレ”なんて言う触れ込みで売り出されてはいましたが、どうしても(所謂)プログレには聴こえなかったです。
キャメルやマイク・オールドフィールドがランクインしているのは当然ですが、10位に国産バンドが入っているのは嬉しいです。
ところで、そのカンサスの代表曲「Dust In The Wind(すべては風の中に)」は良い曲ですね。
10数年前、NYのカラオケパブで隣に座った女性がこの曲を歌っていましたが、それはそれは素晴らしい歌声でした。
ちなみに私がそのとき歌ったのは「Last Christmas」(Wham!)でした…全然関係ない話しですが(^^;;

話しを戻します。
もっとも、「○○はプログレとは言えない!」なぁんて声高らかにぶち上げるのは非常にナンセンスではあります。
ジャンル分けしたがるのは良い趣味とは思えません。
ファジーを「よし」とする日本人の気質に関しては各種論評があるでしょうが、こと音楽(や、アート全般)に関する限り、ジャンルに捕われずいろいろな情報を得ること無しに新しい物は創り出せない…そう感じています。
何と何を融合させるか…アーティストはそのセンスを問われますし、何と何を組み合わせるとどんな化学反応をするか、それをイメージする想像力の有無が成功のカギ…そう思うようになって久しいです。

一応アートに近い世界に身を置く私にとってとても重要な事なのですが、言葉にするだけでいっぱいいっぱいで、自分自身は何もできていない事に気付かされる話しでもあります…ふぅ…
by aki3man | 2007-05-15 16:35 | 音楽
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