車のカタログ

最近、ちょっと車のカタログを見る機会が多かったのですが、何年か振りに見るカタログの写真は、以前と随分雰囲気が変わっていました。
相変わらず、自然たっぷりの道、木漏れ日の中を疾走するピカピカの車の写真が多いのですが、そのほとんどが風景写真との合成。
いえ、もちろん実写もあるのですが、かなりの割合で非常に上手く作られたCGです。
(もっとも、実写の場合も100%多くの手を加えていますので、広義ではCGです)

私も10数年前にPhotoshopを使い出した頃、止まっている車を走っているように見せる為の加工を勉強した事がありますが、今では素人にはほとんど見分けがつかないレベルで加工された写真が大きく使われています。
確かに外国の風光明媚な場所でロケをする事を考えれば、非常に安価・短時間で、とても美しい「絵」が作れますから、当たり前と言えば当たり前です。
車の色を変えるのも簡単ですし、日中から薄暮へ雰囲気を変える事も可能です。

ただ、改めてゆっくり見ると、どのページの写真も同じ印象を受けます。
森の中を走る車の写真からマイナスイオンは感じられないし、海辺を走る車の写真から潮の香りも感じない…
そこにはしっかり森も海も写っているのに不思議なものです。
もちろん、見せるべきは風景ではなく、商品である『車』ですから、それで全く問題ないのですが(^^;;

自分がズッポリ首まで(所謂)デジタルフォトに携わっていて言うのもおかしいですが、やっぱりたまにちょっと立ち止まって、写真の本質を考え直す事も必要かな…なぁんて思っちゃいました。
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by aki3man | 2007-09-02 23:35 | 写真
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