カテゴリ:音楽( 82 )

毎日音楽に頭の先まで浸かっていた若い頃、音楽はアルバム単位で聴くものでした。
レコードをターンテーブルに載せ、20数分後にターンオーバーしてB面を聴く、それが儀式のようなものでした。
カセットテープに録音する際もなるべく46分テープにアルバム単位で録音して聴いていました。
(ちなみに録音の際はA面とB面の長さを測り、長い方から先に録音して、余ったテープを切り取って、極力空白の時間を減らすようにしていました)
当然アーティストもA面とB面を意識して曲順を決めていましたので、ハードロックバンドのアルバムでも、A面の最後はバラードを持ってきたりしていて。
レコードもカセットテープも簡単に曲を飛ばす事ができないので、必然的にアルバムをトータルで聴き評価していました。

その後CDの時代になってターンオーバーが必要なくなり、収録時間・曲数も大幅に増え60分以上のアルバムも珍しく無くなりました。
まぁ、カラオケを付けたり別テイクを付けたりして、安易に水増しする事も多いのですが…
それでも集中して60分間音楽を聴くのは、やはり体力が必要ですし、簡単に曲を飛ばす事ができるので、だんだん"バラ"で聴く事が増えてきたように思います。

そして、時代は変わって今…
DL販売が当り前、好きな曲だけのプレイリストを作ってiPodで持ち歩く、それが音楽を“聞く”デフォルトのスタイルになりました。
私もiPodを愛用していますし、DLで購入する事も珍しくないです。
それを否定する気もありません、それも今の時代の音楽の楽しみ方なんだとは思いますし、創る方もそれを意識した創作活動をしているのでしょう。
が…もしまだアーティスト達がアルバムトータルとして想いを込め制作しているのであれば…できるだけアルバム単位で音楽を“聴いて”いきたいと思います。
メインディッシュだけでは本当の美味しさは解らないものですし。
聴く方も真っ正面から向かい合わなければなりませんので、体力が必要ですけどね。
商業主義に乗っ取られたレコード会社は盛んに音楽を切り売りしますが、切り売りは「売りやすいけれど捨てられやすい」のも真実・・・おそらく。

先だって書いたジャズ喫茶のお話ではないですが、一所懸命音楽を聴くには体力も必要ですけど、一番必要なのは聴く時間と、それを楽しむ心の余裕なのかもしれません。
そう考えると、今の時代、昔のような聴き方を(そして売り方を)するのは大変な事なのかも…これを書きながら、そんな事を思っちゃいました。

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by aki3man | 2012-01-19 23:24 | 音楽
7月になり北海道にも短い夏がやってきました。
で、夏になるとどーーーしても聴きたくなるのが「A LONG VACATION」
今までにも何度か書きましたが、やっぱり和製ポップス史上最高のアルバムだと思ってます。

私が最初に買ったCDですが、実は日本で発売された日本人アーティストのCD第一号だったりします。

このアルバム、30年の時を経て今年の春にリマスターされて発売されました。
20th Editionの時は購入を躊躇ったのですが、今回は30年振りに購入(^^)
LP→カセットテープ→CD、そしてまたCDと聴き続けている形。
我が家の貧弱なオーディオシステムでも30年の音の変化はハッキリ解りました。

余談ですが…このアルバムと「EACH TIME」、BOSTONの「幻想飛行」/「Don't Look Back」、ビリー・ジョエルの「ストレンジャー」/「ニューヨーク52番街」の関係がとても似て感じます。
ねっ、思いません?

さて、早速iPhoneのプレイリストに『大瀧詠一』を作って「A LONG VACATION 30th Edition」「EACH TIME」「ナイアガラ・トライアングル」なんかを入れてヘビロテといきましょ。
そうそう、30th盤にはインストではなく、完全カラオケが入ってるので車で練習できちゃうなぁ…あっ、昔のように同じキーじゃ歌えないんだった…悲し(;_;)
完全なカラオケを改めて聴くと、30年も前にこんな事やあんな事やってたんだ〜!と新しい発見。
無理して一緒に歌わずに、じっくり聴く事とします。

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by aki3man | 2011-07-05 14:32 | 音楽
ギターデュオと言って一番先に思いつくアーティストはどなたですか?
すぐに思い浮かぶのは「DEPAPEPE」「GONTITI」「山弦」「ももかん」あたり?
海外では、今は亡き「Acoustic Alchemy」、以前取り上げたRodrigo Y Gabriela」とか・・・

そんな中やはり以前ご紹介しました「MAGICAL Yo Yo STRINGS BAND」と並び、私のお気に入りは、「Acousphere(アコースフィア)」f0021369_16492222.jpg
たまたまiTunesMusicStoreで「家カフェ」と言うアルバムを見つけDLしたのですが、これがとっても心地良い。
BGMとして普段流しておくのも素敵なんですが、それだけには勿体ないです。
マッタリしながら…でもちゃ〜んと聴きたい音楽。
最初はスタジオミュージシャンによる企画ものかと思いましたが、調べてみたらちゃんと活動されているユニットでした(ゴメンナサイ)
ネットでギタースクールなんかもやっていて、なかなか楽しそうです。

もう一ユニットご紹介。
The DUOf0021369_16492443.jpg
なんとクラッシックギター界(のちょっと脇?)で活躍中の鈴木大介と…すみません存じ上げませんが…鬼怒無月と言うロックギタリストのユニット。
ゴンチチやロドリゴ、マジカルヨーヨー同様、鉄弦とナイロン弦の組み合わせが多く、程よいグルーブとまったり感がマッチしていい感じです。
両方ともIMSやAmazonで視聴できますので、興味がある方は是非(あっ、YouTubeの方が早いかも)

そうそう、大事なデュオを忘れていました。
池庄」? そう、もちろん彼らも素敵ですが、私の一押しは何と言っても…先日のオフミで久し振りに再結成した…カマペペですね(^^)v


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by aki3man | 2010-11-08 16:30 | 音楽
今日WOWOWで安全地帯の「“完全復活”コンサートツアー2010 Special at 日本武道館 ~Starts & Hits~ 『またね…。』」の模様が放映されました。
実は今もその映像を追っかけ再生しながら書いています。
久し振りの安全地帯。
私のライブラリーにある"最近の"ライブ映像は1986年の『スターダスト・ランデヴー 井上陽水・安全地帯 LIVE AT 神宮』これは何度観た事か。
今観るとメイクがスゴいです(^^;; 陽水はカッコいいけど(今より)。

で、今回のライブ映像。
当時と比べると、間違いなく皆…自分も…年を重ねていますが、ライブパフォーマンスは全然落ちていないです。
矢萩渉のギターの歪み方も、武沢豊のサスティンが効いた音も当時と同じ。(矢萩渉のヘアスタイルはどーかと思うけど)
今時の若者バンドとはちょっとレベルが違うわ。
やっぱり彼らは本当のライブバンドなんだなぁ〜とシミジミ。
肝心の玉置浩二はと言うと、音楽よりも別の事でワイドショーを賑わせちゃいましたが、音楽を愛している事は良〜く解る…そんな歌唱を聴かせてくれています。
まぁ良くも悪くも、いろーんな意味で「アーティスト」ではあるんでしょうね(^^;;
今回のツアーはいろいろあったようで、残念なニュースも聞こえてきました。
願わくば、数十年来のファンを裏切らないパフォーマンスをこれから見せ続けて欲しいです。
またツアーがあれば、今度は観に行こうっと。
またツアーが企画されれば、その時こそ本当の『完全復活』だと思いますし…ね。

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by aki3man | 2010-11-04 23:29 | 音楽
私はほとんどノンジャンルでありとあらゆる音楽を聴いていますが、これからの時期は不思議とジャズを聴きたくなります。
ジャズに関しては私の様な素人があれこれ語る資格は無いのでしょうが…まぁ良いんです、素敵だなと思える音楽なら何でも。
ジャズのアーティスト達の多くは、いろいろなジャンルをトライしていたりするので、同じアーティストのアルバムでも全然違ってたりするのが恐くもあり面白くもある所。
なので、アーティストにとらわれずに、広く…当然浅く…聴いています。
真夏に汗流しながらマイルス・デイヴィスやソニー・クラークのハードバップを聴くのも一興ですが、やっぱり秋に聴くジャズが心地良いです。
ハードバップやビバップよりもヴォーカルものや穏やかなピアノソロがしっくりきたり。
あっ、でもコンテンポラリージャズは年中無休です(^^)v

そんな中で、最近見つけて気に入ってるのが"The Beatles in Jazz"と言うアルバム。
タイトルで分かるように、ビートルズの楽曲をジャズアレンジで奏でているアルバム。
ジョン・ディ・マルティーノと言うピアニスト、失礼ながら今まで知りませんでした。
調べてみたら、美人女性ヴォーカリストで人気のニッキ・パロットのアルバムに参加しているんですね。
f0021369_1720775.jpg

ジャズと言っても(素人の私が聴くくらいですから)非常に近代的で聴きやすいです。
Amazonで視聴できますので、気になった方はちょこっと聴いてみて下さい。

で、聴けば聴く程、元の楽曲の秀逸さが分かります。
ビートルズはいろいろなアーティストが演奏していますが、やはりアーティストとして『惹かれる何か』があるのでしょうね。
素材が良いと、どう料理しても美味しい…って事でしょうか。
因に私が好きなビートルズのカヴァーアルバムはと言うと、「MAGICAL Yo Yo STRINGS BAND」の"THE BEATLES ACOUSTIC GUITAR BOOK"
鉄弦とナイロン弦のギターデュオでとっても良いです。いつか呼びたいなぁ。
(Windowsの方はここで全曲視聴できるようです)

話がズレました。
と言う訳で、秋の夜長はジャズと読書…なぁんて、あまりにもベタですな(^^;;
(私の場合、これに珈琲が加われば完璧。次は珈琲の話題にしようかな)
でもほんと良いんですよ、秋に聴くジャズ。

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by aki3man | 2010-09-10 17:37 | 音楽
ご心配おかけしていますが、全然普通に生活していますので全然大丈夫ですm(_._)m

昨日の夕焼けはとってもきれいでした。
こう言う時に限ってカメラ持っていなくて…カメラマン失格です。
ここ数日、流れる雲がすっかり秋めいてきてますね。
そんな雲を見上げる度に頭の中で流れるのは、
"Chase The Clouds Away"
チャック・マンジョーネの名曲です。
チャック・マンジョーネについては以前書いていますので省略しますが、大好きなフリューゲルホーン奏者。
この曲、スタジオ録音盤ももちろん良いのですが、私がよく聴いていたのは「Live at the Hollywood Bowl」と言うライブ盤に収められている方。
何とも清々しく爽やかで、高い秋の空を思い起こさせてくれます。

考えてみると、以前は素晴らしいライブ盤が多かったです…と言うか、最近のライブ盤ってよく知らないです。
昔の方がライブ盤自体の比率が多かった気がするのですが、実際はどうなんでしょう<博者諸氏
なかなか実際のライブに行けなかった頃、ライブ録音を聴きながらその会場にいる雰囲気を味わっていたものです。

学生時代によく聴いた洋楽ライブアルバムと言えば…
「Live in Japan」 Deep Purple
「Live Dates」 Wishbone Ash
「Yes Songs」 YES
「Babylon By Bus」 Bob Marley and The Wailers
「The Koln Concert」 Keith Jarrett
「Solo-Concert」 Keith Jarrett
「at the rainbow」 Focus
「Jeff Beck With the Jan Hammer Group Live」(邦題:ライブワイヤー)Jeff Beck
「Wings Over America」 Wings

あたりがすぐに思い出されます。
他にもZeppelinやBBA、Crimoson何かもよく聴きました。
めちゃくちゃな趣味ですね(^^;;

話がすっかりライブ盤に行っちゃいました。
皆さんがよく聴いた(聴いてる)ライブアルバム、何ですか?

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by aki3man | 2010-08-27 18:01 | 音楽
資生堂UNOのCMに使われている♪ディグ・ディン・ディン・ディン・ディン〜♪って曲の名、まんま「ディ・グ・ディン・ディン」と言うんですね。
で、この曲を作ったのはミシェル・ルグランだと言うではありませんか。
久し振りにその名を聞きました、ミシェル・ルグラン。
『シェルブールの雨傘』『愛と哀しみのボレロ』等のテーマ曲を書いた有名なフランスの作曲家ですね。
私の永遠のヒーロー、スティーブ・マックイーン主演の『栄光のルマン』『華麗なる賭け』のテーマ音楽も彼の手によるものです。
(ちなみに『華麗なる賭け』は後年ピアース・ブロスナン主演で『トーマス・クラウン・アフェアー』と言う名でリメイクされました)
そんなミシェルの曲の中で、飛び抜けて大好き…正に琴線に触れるメロディは『おもいでの夏』
同名タイトルの映画のテーマ音楽。
中学生時代に聞いていたTBSの深夜放送、山本コウタローのパックインミュージックで、ある投稿と一緒に流れたのを聴いたのが最初で、あまりに美しくセンチメンタルなメロディラインに(その投稿内容と相まって)心がざわめいたのを覚えています。
音楽を聴いてから遅れる事5年、大学2年の時にビデオを借りてきて映画も無事鑑賞。
美しい映像と切ないストーリー、そして美しい音楽に浸りました。

どの映画も随分と前のものですし、まだ彼が存命だとは知りませんでした。それどころか相変わらず覚えやすくお洒落なメロディを書かれている事にちょっと驚きました。
久し振りに観てみたいな、『おもいでの夏』

音楽はここで聴けます。
ジェニファー・オニールが美しい・・・
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by aki3man | 2010-02-08 17:00 | 音楽
映画『のだめカンタービレ』がヒットしているそうですね。
私は映画はもちろん、ドラマも見ていないのでどんな内容か全く知らないのですが、この「カンタービレ」と言う言葉は以前から知っていました。
「カンタービレ(cantabile)」…「歌うように」

大学時代に男声合唱をしていたのですが、そのサークルで私が出店した学祭の模擬店の名前がこれ「Cantabile」
まさに探していたネーミングだったので、以来とても愛着を持って覚えている演奏記号の一つです。
ですので、ドラマが始まった時にもちょっと気にはなっていたのですが、どうも内容自体には余り興味が持てず見ないまま…
映画も今更なぁ…と思いながらも、中で使われている楽曲には興味津々です。
聞くところに寄ると、クライマックスには、序曲「1812年」が使われているそうで。

チャイコフスキーが作曲した、この序曲「1812年」、数あるチャイコの名曲の中では特別有名な楽曲ではないと思うのですが(と思ってるのは私だけで結構みんな知ってたりします?)私にはなかなか想い出深い曲です。
と言うのは…

この楽曲の最後には楽譜に「大砲を使う」と指定がある部分があります。
当然大砲を使った生の演奏などほとんど聴くチャンスがないのですが(自衛隊絡みで時々聴けるらしいです)レコーディングでは本物の大砲(空砲)を使ったものが結構多く、中でも学生時代に発売された、シンシナティ交響楽団が録音したレコードを聴いた時の衝撃が忘れられないからなのです。(指揮者は失念)
当時は当然レコードだったのですが、ジャケットに「ボリュームを上げすぎてスピーカーを壊さぬように」と言うアテンションが書かれていたり、レコードの表面を見ると大砲の音の部分の溝がハッキリ判別できたり…当時としては常識破りのものでした。
私の使っていたFOSTXの小さなドロンコーンスピーカーでも、サンスイのちょっと良いアンプに繋いで鳴らしてみると、迫力のある大砲の音を充分堪能できたのをよく覚えています。
そう言えばあの録音はCD化されているんでしょうか。
この楽曲のCDは持っていないので、ちょっと探してみようっと。

調べてみたら映画には「1812年」以外にも好きな…とっても素敵な曲がたくさん使われているみたいで、こりゃこれをきっかけにクラッシックを聴き出した人が増えたのも頷ける選曲。
きっと映画は…やっぱり観に行かないと思うけど(^^;;使われている曲、片っ端から聴き直してみようかな。

クラッシック繋がりで、今度はクラッシックギターの話でもしてみたいと思います。
まぁ、偉そうに語る程、クラギの事は全く知らないのですが(^^;;

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by aki3man | 2010-01-09 23:43 | 音楽
『千夜一夜物語』知っていますよね?
『アラビアンナイト』と言った方がピンと来るでしょうか。

物語の概要は
妻の不貞を見て女性不信となったシャフリヤール王が、国の若い女性と一夜を過ごしては殺していたのを止めさせる為、大臣の娘シャハラザード(シェヘラザード、شهرزاد)が自ら王の元に嫁ぐ。そしてシャハラザードは千夜に渡って毎夜王に話をしては気を紛らわさせ、終に殺すのを止めさせたという物語が主軸となっている(また、姉のシャハラザードの傍らに、妹のドゥンヤザードも居る)。話が佳境に入った所で「続きはまた明日」とシャハラザードが打ち切る為、王は次の話が聞きたくて別の女性に伽をさせるのを思い留まり、それが千夜続いたという。説話は、冒険商人たちをモデルにした架空の人物から、アッバース朝のカリフであるハールーン・アッ=ラシードや、その妃のズバイダのような実在の人物まで様々な人物が登場し、多彩な物語を繰り広げる。説話は様々な地域に起源をもち、中世のイスラム世界が生き生きと描き出されている。
(ウィキペディア(Wikipedia)より)


ご存知の方も多いでしょうが、この『アラビアンナイト』と言う物語、実は砂漠のキャンプ村(サライ)で語り継がれたいろいろな民間伝承が元になっていて、イスラム世界を中心にキャラバンの商人が旅をした中国〜ヨーロッパの話を纏めたもの。
バラバラのたくさんの話を上手にひと纏めにする、とても上手く考えられた作り方ですね!
それぞれの話の中で有名なのは「アリ・ババと四十人の盗賊」「アラジンと魔法のランプ」、そして「シンドバッド」でしょうか…

さて、この「シンドバッドの物語」をモチーフに第1曲が奏でられる、リムスキー=コルサコフの交響組曲が『シェエラザード』です。
『アラビアンナイト』をイメージしながら聴くと、シェエラザードがシャフリヤール王に話を聞かせる所とそれぞれのお話しが、叙情的なヴァイオリンのソロと色彩豊かなオーケストレイションで表現されている事に驚きます。
眼を瞑ってしっかり聴き入ると、目の前には美しいシェエラザードはもちろん、荒れ狂う海に漕ぎ出すシンドバッドや、恋に落ちる素敵な王子と王女が目の前に浮かんできます。
(実際にはロマンティックなお話より、結構アダルトなセクシャルなお話が多かったりするのですが(^^;;)

今手元にあるのは
ワレリー・ゲルギエフ/キーロフ歌劇場管弦楽団 盤
シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団 盤
セルジュ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 盤
の三枚。
いずれ劣らぬ名演奏です。

ゲルギエフは色気たっぷりで、化粧の濃いシェエラザードって感じ(^^)
ひとたび風が吹くと、海は大嵐…って雰囲気だし、ちょっと大袈裟すぎたりしますが、嫌いじゃありません。
特に第3曲のリリシズム溢れた演奏は白眉です。
デュトワ盤は全てにおいて優等生。模範演奏って感じでしょうか。
クセは無いけど色彩豊かで本当に素敵な演奏。
一番上品で美しいシェエラザードをイメージできるかも。
レコーディングを嫌った事で有名なチェリビダッケらしく、チェリビダッケ盤はライブ録音。
途中、チェリビダッケの声が入るのが臨場感溢れていて良いです。
ちょっと遅すぎるように感じるけれど、大きな船に乗っていると思えば心地良い。
船も大きいけど、海原も壮大です。

久し振りにゆっくり3枚を聴き比べましたが、いろんなイメージが眼に浮かび想像力を鍛えてくれた感じがします。
眼の前に「絵」が浮かぶ音楽や演奏は心を豊かにしてくれます。
私は逆に「音」が聴こえる写真を撮りたいと常々思っているのですが…これがなかなか…

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by aki3man | 2009-12-18 21:57 | 音楽
最近はすっかりクラッシック憑いていて、仕事中もBGMはiTunesの「CLASSIC」ジャンルばかりだったりします。
で、数日前の夜中、どうしても聴きたくなった曲がありiTunesStoreで探してみました。
その曲が入っているアルバムで見つけたのが『DECCA 80th Anniversary-80 Classic Selections』と言うコンピ。
まぁよくあるクラッシックの寄せ集め企画モノです。
この手のアルバムは、あんまり聞いた事の無いオケや指揮者だったり、知っていても録音が古くて音が悪かったりしますし、いかにも「寄せ集め」って感じなのですが、これはさすがDECCAのアニバーサリーアルバムだけあってなかなか良いです。

DECCAレーベルはイエローレーベル(グラモフォン)と並ぶ、有名なクラッシックレーベルです。
ちなみに、まだオールラウンドなレコードレーベルだった頃のDECCAは、ビートルズをオーディションで落としちゃった苦い過去を持っていたりします(^^;;
その時ビートルズを合格させてEMIに取られなかったら、DECCAは買収される事もなかったんでしょうね。

さてこのアルバム、CD6枚分80曲入って1,700円と非常にリーズナブル(^^)
演奏者も、小澤/ウィーン、デュトワ/モントリオール、ショルティ/ロンドン、ゲルギエフ/ウィーン、アシュケナージ(pf)、パヴァロッティ(ten)…など、歴代のDECCA有名演奏者達ばかりです。
交響曲や管弦楽曲は有名な一楽章だけだったりしますが、のんびりゆったり聴くのには最適。
好きな曲をいろいろな演奏家で聴き比べるのも楽しいですが、こうして延べて聴くのも一興です。

通して聴いてみると、知らない曲は5〜6曲だけで、ほとんどは口ずさめます。
きっと「クラッシックはなぁ…」と言う方も、この中の半分は聴いた事があるんじゃないでしょうか。
普段はロマン派から印象派ばかりで、あまりバロックや古典は聴かないのですが、J.S.バッハの「G線上のアリア」なんかは本当に美しくて、あんなに単純で短いメロディラインなのに、数百年の時を経ていまだに愛し続けられていると言うのはすごい事だと思います。
先日書いたラフマニノフの「ピアコン2番」も、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」も、ドビュッシーの「月の光」も、サン=サーンスの「白鳥」も「シェエラザード」の第三曲も、ベートーベンのピアノソナタ「月光」も、どれもこれもロマンティックで美しいメロディです。

今の時代、100年後に口ずさんでもらえる楽曲はもう生まれないのでしょうか…ね。

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by aki3man | 2009-12-13 22:26 | 音楽
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