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音楽仲間のJeffさんに誘われて、上原ひろみのライブに行ってきました。
情熱大陸で初めて見てからずっと気になっているアーティストの一人なのですが、TVやラジオで見聞きするだけで、アルバム単位で聴いた事もなく、いきなり初ライブ。
ピアノとベース、ドラムスのトリオ編成です。
年齢層は30~40代中心に幅広く、女性のお客さんが多かったにちょっと驚き。
JAZZのライブに若い女性が来る時代なのね。

旧厚生年金会館(ニトリ文化ホール)の広いステージに、YAMAHAのグランドピアノとTAMAのドラムセット、真ん中にピアノ椅子、それ以外は思ったよりもこじんまりしたアンプ類だけ。
予定時間を少々過ぎて三人が登場、いきなりピアノ〜ベースのシンプルなユニゾンから始まり、そこにドラムまでもユニゾン(!)で重なり1曲目がスタート。
ここから最後まで、ほぼノンストップでスリリングなステージを堪能する事となりました。
正直言うと、始まってからしばらくはピアノの音に馴染めませんでした。
PAを通して左のスピーカーから聴こえてくる音が、ホワイトノイズと相まってとっても分離が悪く感じて…
(こんな事を気にしちゃうのは悪い癖です、ほんと)
それが休憩を挟んで後半に入る頃には、すっかりその音に慣れて…いや、その音こそが魅力的に感じて来ちゃいました。

ピアノと言う楽器は本当に大好きで(ギターよりも好きです、多分^^;;)クラッシック、ジャズ等ジャンルに関わらずいろいろ聴くのですが、どちらかと言うとリリカルでセンチメンタルな楽曲が好み…Joe Sampleの"Melodies Of Love"のような…
ですので、彼女のスタイルに聴き入ってしまった自分にちょっと驚き。
素晴らしいテクニックとと共に、内から沸き上がるパッションを奏でる演奏は本当に感動的でした。
特に最後の3楽章からなる組曲「Suite Escapism」と、(曲名は分りませんが)アンコールは圧巻!

今回のライブ、サポートメンバーも注目でした。
特にドラムのサイモン・フィリップス…ご存知TOTOの(今は亡きジェフ・ポーカロの後がま)ドラマー。
私が知る数少ないJAZZ畑のドラマーとは明らかに異なったドラミングでしたが、想像以上に柔らかく(もっとタイトな音質を想像していました)でも全く濁る事なく非常に分離の良い耳当りの良い音で、本当に素晴らしい演奏でした。
ベースのアンソニー・ジャクソンの6弦ベースも(地味ではありましたが)指弾きとピックを上手に使い分け、正統派のサポート。

それにしても、とても3人とは思えない程の音数!
目を瞑ってしばらく聴いていて目を開けると、ステージのシンプルさ(人数的にね)に目を疑う程。
まぁ、ベースの弦もドラムの太鼓・シンバルの数も普通よりかなり多目だったから当り前かな^^;;

そうそう、一曲だけピアノソロがあったのですが、その前の曲で思わぬトラブルが。
なんとピアノの弦が2本切れてしまったんです!
かなり高い方の音でしたが、結局そのまま演奏を続ける事に。
MCで「なるべくこの音を使わないようにしなきゃ」と言ってましたが、使わなかったのか、使っても分らないようにしたのか、その後弦が切れたのを感じさせるような事は…少なくとも私には…なかったです。
初めて見ました、ライブ中にピアノの弦が切れたの。
休憩中に調律が入ったのも初めてでしたし、いろんな意味でYAMAHAさんが目立ったライブでした^^

ピアノソロの曲は途中「上を向いて歩こう」「ふるさと」の主題が取り入れられて、海外向け商業的に有効だから?…なんて邪な事を考えた自分が恥ずかしい。
彼女の日本人のDNAがそれを演奏させてるんですね。

とんでもなく早く強いタッチで弾きまくる彼女のスタイルは、所謂JAZZファンからは賛否両論で語られますが、ライブを目の前で見た人は誰も彼女の音楽を否定する事はできっこない…そう思わせるに充分な演奏でした。
ただ語弊を怖れずに言うと、2,000名を越えるホールでPAを通して聴く音楽ではない…そう感じてしまったのも事実。
叶う事ならば、彼女と一緒に足を踏み鳴らし身体を揺すり、手を叩き声をあげながら感じたい、それが彼女の音楽の正しい楽しみ方であるはずだから。

とは言うものの、ライブを終えてつく家路はもう冬のそれでしたが、彼女のパッション=情熱のおかげで凍える前に家に着く事ができたようです^^
すばらしいライブに誘って下さったJeffさんに感謝です。


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by aki3man | 2012-11-22 23:03 | ライブ
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