「小樽雪あかりの路」に行きたい
地元にいると雪まつりにはあまり行かなかったりしますが(と言いつつ、一昨年までは市民雪像作りしたりしてました(^^;;)
近場で行ってみたい冬祭りの一つが「小樽雪あかりの路」です。
お祭りの名前の由来は、おそらく北海道出身で小樽に所縁のある伊藤整の詩集からだと思われます。
私はこの詩集が…いえ、正確に言うとこの詩集の詩を使った、男声合唱組曲「雪明りの路」 が大好きなんです。
作曲は多田武彦。
この組曲の最後を飾るのが「雪夜」
ああ 雪のあらしだ。
家々はその中に盲目になり 身を伏せて
埋もれてゐる。
この恐ろしい夜でも
そつと窓の雪を叩いて外を覗いてごらん。
あの吹雪が
木々に唸つて 狂つて
一しきり去つた後を
気づかれない様に覗いてごらん。
雪明りだよ。
案外に明るくて
もう道なんか無くなつてゐるが
しづかな青い雪明りだよ。
(伊藤整『雪明りの路』より)
北国に暮らす人間であれば、きっと情景が目に浮かぶはず。
「雪明かりの路」と聞くと、四半世紀前に歌った美しすぎるメロディとともにこのフレーズが頭をよぎってノスタルジックな気分に浸ってしまいます。
本当はお祭りの内容がどう…とかより、この詩が好きで興味が沸いちゃうだけなのかも。
でもやっぱり行きたいなぁ。
昔の(自分達で歌った)録音音源をiPodで聴きながら…