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富良野へ

休みの水曜、自転車で実家まで遊びに行った時に、富良野の従妹から電話が入りました。
Y叔母が入院したとの事。
近年入院がちでしたが、その3日前の先週末にはうちの実家に遊びに来ていたとの事ですし、それほど心配はしていませんでした。
それでもしばらく会っていなかったので、来週の休みに、入院している旭川の病院にお見舞いに行こうと決めて両親にもその旨話していました。
すると翌日の木曜日の朝、父から電話がありました。
「Y伯母さんが亡くなった…」

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うちの母が父の所に嫁いで来た時、家には祖父と病気がちの祖母、それと父の妹のY叔母、弟のT叔父がいました。
私の兄や私が生まれた時にもまだ叔母は家にいたので、母が病気の祖母の面倒を、叔母が私達兄弟の面倒をみる…そんな生活が続いたそうです。
私にしてみると、母が二人いるような生活。
厳しく優しく可愛がってくれた、本当にかけがえのない叔母でした。
叔母が嫁に行く時も「あきちゃんと離れるのが寂しい」と、見送りの駅のホームで泣いてくれたそうです。

会社に無理を言って仕事を早退し、妻と富良野へ走りました。
従妹の家に着き、久し振りに会った叔母は…私が知る叔母の姿とはあまりにかけ離れていて、すぐには実感が湧きませんでした。
あまりに急な事で、従妹も悲しむ暇もない状態だったようです。
六曜の関係で、亡くなった木曜に通夜となったせいもあり、葬儀会場に集まった親戚は小さな子供を含めても20人弱。
20数名いる従兄弟でも、駆けつけられたのは私ともう一人だけでした。
ちょっと寂しかったですが、久し振りにゆっくり叔母の側にいる事ができましたし、少しは叔母孝行ができたかな。

お寺さんがお話の中で「弔辞で“さようなら”と言う人が多いが、この世からいなくなるだけで決して永遠のお別れではないから“さようなら”とは言うべきではない」と言っていました。
そのお寺さん、読経は決して上手ではなかったし他のお話もそれ程ありがたくはなかったのですが(^^;;それだけはしっかり言う事をきこうと思います。
『伯母さん、今まで本当にありがとう、お疲れさま。じいちゃんやばあちゃんや他の伯母さん達によろしく伝えてね。』
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by aki3man | 2009-06-20 23:58 | 日常
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