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「Focus」

困った時の音楽頼み。
このブログのネタに困ったらCD棚に手を突っ込み、適当に手に触れたCDの事を書く事にしています(^^)

今日は「Focus」
オランダのプログレバンド。
日本では割合人気があったのでご存知の方も多いでしょう。
ギターのヤン・アッカーマンとキーボード、フルート、ヴォーカル担当のタイス・ヴァン・レアーの2人が中心メンバーで、プログレとは言うものの非常にポップでメロディアスなメロディラインが印象的なバンドです。
彼らが活躍した70年代はハードロックもプログレも、まさにブリティッシュロック全盛期でした。
そんな中、ヨーロッパでオランダのバンドが人気あったのはすごい事でしょうし、実際アッカーマンのギタリストとしての人気は非常に高かったと記憶しています。

初めて聴くと、ヴァン・レアーの♪レイヨロレイヨロ〜♪と言うヨーデルに驚いちゃいますが、アッカーマンのギターを中心に、高い演奏技術が分かります。
単にプログレと言う括りでは難しい音楽性で、まだフュージョンはおろか、やっとクロスオーバーと言う言葉が出始めたかどうか…と言う頃に、ジャズ・クラッシックの要素を多く取り入れた唯一無二のバンドでした。
「Focus」_f0021369_20482333.jpg
中でも3枚目の『Focus 3』↑は全米9位まで上がった"Hocus Pocus"や、アッカーマンのメロディアスなギターが白眉な"SYLVIA"が入った素晴らしいアルバムです。
私も高校時代、"SYLVIA"のコピーを一所懸命やったものです。

もう一枚、その両曲が入っているライブ盤『at the rainbow』↑は、私の中では「Wishbone Ash」の『Live Dates』、「YES」の『Yessongs』、「Deep Purple」の『Live in Japan』などと並び、70年代ベストライブアルバムの一つです。
もっとも、改めて聴くと音の厚みやレコーディング技術は時代を感じさせますが。

「Focus」が本当にプログレかどうか…それは別問題として…(^^;;
プログレがその存在意義を失ってから久しいですが、リアルタイムで聴いてきた私にとって、プログレは今でも音楽の中の大きな一ジャンルとしてCD棚の一コーナーを占めています。
by aki3man | 2007-05-11 21:11 | 音楽
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